あなたは「朝うどんって本当に体に悪いの?」と疑問に思ったことはありませんか?結論、朝うどんは食べ方次第で健康的にも不健康にもなります。この記事を読むことで朝うどんの健康への影響と正しい食べ方がわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。
1.朝うどんが体に悪いと言われる理由

血糖値が急上昇しやすい高GI食品である
朝うどんが体に悪いと言われる最大の理由は、GI値(グリセミックインデックス)が高いことにあります。
うどんのGI値は約80から85と非常に高く、食べると血糖値が急激に上昇します。
血糖値が急上昇すると、体内では大量のインスリンが分泌され、余分な糖が脂肪として蓄積されやすくなるのです。
特に朝食として食べると、空腹状態からの急激な血糖値上昇が起こりやすく、血糖値スパイクと呼ばれる現象を引き起こします。
この血糖値の乱高下は、日中の眠気や集中力の低下、さらには長期的には糖尿病などの生活習慣病のリスクを高める要因となります。
栄養バランスが偏りやすく単品では不十分
うどんだけの朝食では、栄養バランスが著しく偏ってしまいます。
うどんの主成分は炭水化物であり、体に必要なたんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などが不足しがちです。
朝食は一日のスタートとなる重要な食事であるにもかかわらず、うどんだけでは体を動かすための栄養素が十分に摂取できません。
特に成長期の子どもが頻繁にうどんだけを食べると、たんぱく質不足による成長への悪影響や、ビタミン・ミネラル不足による体調不良を引き起こす可能性があります。
小児科医の研究によると、うどんを週に何度も食べる子どもは、脂肪肝や尿酸値の上昇が見られるケースもあると報告されています。
塩分の過剰摂取につながる可能性
朝うどんを食べる際に気をつけたいのが、つゆに含まれる塩分です。
一般的なかけうどんのつゆには、1杯あたり約3〜5グラムの塩分が含まれており、これは成人の1日の推奨塩分摂取量の約半分に相当します。
朝から高塩分の食事を摂ると、高血圧や腎臓病のリスクが高まるだけでなく、体内の水分バランスが崩れてむくみの原因にもなります。
特につゆを全て飲み干す習慣がある方は、知らず知らずのうちに過剰な塩分を摂取していることになります。
香川県が糖尿病受療率で全国ワースト上位にランクインしている背景には、うどんの頻繁な摂取による塩分過多も一因として指摘されています。
食物繊維やビタミンが不足しがち
うどんに含まれる食物繊維は、茹でた状態で100gあたりわずか0.8g程度と非常に少ないのが特徴です。
食物繊維は腸内環境を整え、便秘の予防や血糖値の上昇を緩やかにする働きがありますが、うどんだけではこの恩恵を受けられません。
また、精製された小麦粉を使用しているため、ビタミンB群やミネラルといった栄養素もほとんど失われています。
そばと比較すると、その差は顕著で、そばには豊富なビタミンB群やルチンといった栄養素が含まれているのに対し、うどんは栄養価の面で劣ります。
朝食で食物繊維が不足すると、一日を通して便秘になりやすく、腸内環境の悪化にもつながってしまいます。
2.朝うどんによる健康への具体的な影響

血糖値スパイクと肥満のリスク
朝うどんを食べることで起こる血糖値スパイクは、肥満の大きな原因となります。
空腹状態から高GI食品を摂取すると、血糖値が急上昇し、膵臓から大量のインスリンが分泌されます。
インスリンは血液中の糖を細胞に取り込む役割を持ちますが、余剰な糖は脂肪細胞に蓄積されてしまうのです。
さらに、血糖値が急降下すると再び空腹感を感じやすくなり、過食や間食の原因となる悪循環が生まれます。
実際に血糖測定装置を使った研究では、うどんやチャーハンなどの一皿料理を食べた後の血糖値上昇は想像以上に高いことが確認されています。
糖質過多による生活習慣病の危険性
朝うどんを習慣的に食べ続けると、糖質過多による生活習慣病のリスクが高まります。
うどん1人前には約52gの糖質が含まれており、これは角砂糖約13個分に相当する量です。
毎朝このような高糖質の食事を続けると、インスリンの働きが鈍くなる「インスリン抵抗性」が生じ、2型糖尿病の発症リスクが高まります。
また、余剰な糖質は中性脂肪として肝臓に蓄積され、脂肪肝の原因にもなります。
小学生でもうどんの頻繁な摂取により脂肪肝や尿酸値の上昇が見られるケースがあり、子どもの健康にも深刻な影響を及ぼしています。
消化器官への負担と胃もたれの原因
一般的にうどんは「消化が良い」とされていますが、食べ方によっては消化器官に負担をかけることがあります。
うどんは柔らかくて飲み込みやすいため、よく噛まずに食べてしまいがちです。
十分に咀嚼されないまま胃に入ると、消化に時間がかかり、胃もたれや便秘の原因になることがあります。
特に冷たいうどんを朝一番に食べると、胃腸が冷えて働きが鈍くなり、消化不良を起こしやすくなります。
また、うどんと油揚げの組み合わせは脂質の摂取量も多くなるため、さらに胃腸への負担が増加します。
早食いによる食べ過ぎのリスク
うどんのつるつるとした食感は、早食いを招きやすい特徴があります。
早食いをすると、脳の満腹中枢が働く前に大量に食べてしまい、結果としてカロリーの過剰摂取につながります。
通常、食事を始めてから満腹感を感じるまでには約20分かかるとされています。
しかし、うどんは5分もかからずに食べ終えることができるため、満腹感を感じる前に食べ終わってしまうのです。
さらに、早食いは消化器系全体への負担を増加させ、血糖値の急上昇もより顕著になるという二重のデメリットがあります。
3.朝にうどんを食べるメリットと正しい認識

消化が良く胃腸に優しい特性
うどんが「体に悪い」とされる一方で、適切に食べれば消化が良く胃腸に優しい食品でもあります。
うどんは精製された小麦粉を使用しているため、食物繊維が少なく、消化にかかる時間が短いのが特徴です。
体調不良時や胃腸が弱っているときには、消化に負担をかけない食事としてうどんは理想的な選択肢となります。
ただし、消化が良いということは血糖値が上がりやすいということでもあるため、健康な状態での毎日の朝食としては工夫が必要です。
よく煮込んだ温かいうどんに、脂質の少ない豆腐や卵、柔らかく煮た野菜を添えることで、栄養バランスを保ちながら胃腸に優しい食事になります。
体を内側から温める効果
寒い朝に温かいうどんを食べることは、体を内側から温める効果があります。
冷え込みの強い朝は、体を目覚めさせるためにも温かい料理がおすすめで、体温が上がることで代謝も活性化されます。
うどんは麺とスープが一体になっているため、食べるだけで自然と体がぽかぽかと温まります。
さらに、ショウガやキムチなどの体を温める食材を加えることで、その効果を高めることができます。
冷え性の方や寒い季節には、温かいうどんを朝食に取り入れることで、一日のスタートを快適に切ることができるでしょう。
調理時間が短く朝食に便利
朝の忙しい時間帯において、うどんは調理時間が短く非常に便利な食材です。
冷凍うどんなら電子レンジで2〜3分、茹でうどんなら1〜2分で調理が完了し、5分もかからずに朝食が完成します。
だしも麺つゆやうどんスープの素があれば簡単に作れるため、料理が苦手な方や時間がない朝でも手軽に準備できます。
さらに、卵や冷蔵庫にある野菜をトッピングするだけで、栄養バランスを向上させることも可能です。
香川県では朝からうどんを食べる文化が根付いており、手軽さと美味しさから多くの人に愛されています。
エネルギー源として脳を活性化
朝食には炭水化物(糖質)の摂取が重要であり、うどんは脳のエネルギー源として活用されます。
脳は体重の約2%しかありませんが、全体のエネルギー消費の約20%を占めており、糖質を主なエネルギー源としています。
朝にうどんを食べることで、適度な糖質を摂取でき、脳が活性化されて集中力や記憶力が向上します。
ただし、うどんだけでは急激な血糖値の上昇と下降により、かえって眠気や集中力の低下を招く可能性があります。
そのため、たんぱく質や食物繊維を含む食材と組み合わせることで、持続的なエネルギー供給が可能になります。
4.朝うどんを健康的に食べる方法

適切な量の目安と食べるタイミング
朝うどんを健康的に食べるためには、適切な量を守ることが重要です。
一般的に、女性は1食あたり茹で麺で150〜200g、男性は200〜250g程度が適量とされています。
これは乾麺の状態では約75〜100g程度に相当し、市販のうどん1玉分よりやや少なめの量です。
また、食べるタイミングも重要で、朝食や昼食に摂る方が夜に食べるよりも体への負担が少なくなります。
夜間はBMAI1(ビーマルワン)と呼ばれる脂肪を蓄積させるたんぱく質が増加するため、同じものを食べても太りやすくなってしまうのです。
野菜やたんぱく質を追加してバランスを整える
うどんだけでは栄養バランスが偏るため、野菜やたんぱく質を必ず追加しましょう。
野菜に含まれる食物繊維は、糖質の吸収を緩やかにし、血糖値の急上昇を防ぐ効果があります。
具体的には、次のような食材を組み合わせることがおすすめです。
- たんぱく質: 卵、豆腐、鶏胸肉、白身魚、納豆
- 野菜: 大根、キャベツ、白菜、にんじん、ほうれん草、水菜
- 海藻: わかめ、もずく、昆布
これらの食材を加えることで、筋肉量を維持し基礎代謝の低下を防ぎながら、栄養バランスの整った朝食になります。
具材選びのポイントと組み合わせ例
朝うどんの具材選びには、いくつかのポイントがあります。
まず、脂質や食物繊維が多すぎる具材は胃腸に負担をかけるため、消化しやすいものを選びましょう。
また、体を温める効果のある食材や、栄養価の高い食材を選ぶことで、朝食としての価値が高まります。
おすすめの組み合わせ例は以下の通りです。
- 釜玉うどん: 卵と刻みネギを加えることでたんぱく質を補給
- キムチうどん: キムチの辛さが体を温め、発酵食品で腸内環境も改善
- 月見うどん: 卵と油揚げでたんぱく質と鉄分を摂取
- サラダうどん: たっぷりの野菜とツナや鶏肉でバランス良く
工夫次第で、栄養満点の朝うどんを楽しむことができます。
つゆの飲み方と塩分コントロールの工夫
朝うどんで気をつけたいのが、つゆに含まれる塩分です。
つゆを全て飲み干してしまうと、1日の推奨塩分摂取量の半分近くを朝食だけで摂取することになります。
塩分の摂り過ぎを防ぐためには、以下の工夫が効果的です。
- つゆは全て飲まず、3分の1程度残す
- ざるうどんやつけ麺スタイルにして、つゆの摂取量を減らす
- 薬味(ネギ、ショウガ、大葉など)を効果的に使い、少ないつゆでも満足できる味わいにする
- 出汁をしっかりと取り、塩分を控えめにしても美味しく感じられる工夫をする
これらの方法で、健康的に朝うどんを楽しむことができます。
食べる順番で血糖値の上昇を抑える方法
食事の順番を工夫することで、血糖値の急上昇を抑えることができます。
いきなりうどんから食べ始めるのではなく、次の順番を意識しましょう。
- まず野菜や海藻類から食べる(食物繊維を先に摂取)
- 次にたんぱく質(卵や豆腐など)を食べる
- 最後にうどんの麺を食べる
この食べ方は「ベジファースト」とも呼ばれ、食物繊維が胃腸での糖質の吸収を緩やかにしてくれます。
また、よく噛んで食べることも重要で、一口30回以上噛むことで満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぐことができます。
食べる順番と咀嚼を意識するだけで、同じうどんでも体への影響は大きく変わるのです。
まとめ
- 朝うどんは高GI食品で血糖値が急上昇しやすく、肥満や糖尿病のリスクがある
- うどんだけでは栄養バランスが偏り、たんぱく質や食物繊維が不足する
- つゆの塩分過多により高血圧や腎臓病のリスクが高まる可能性がある
- 早食いしやすい特性から食べ過ぎを招き、カロリーの過剰摂取につながる
- 適切な量は女性150〜200g、男性200〜250gが目安である
- 野菜やたんぱく質を追加することで栄養バランスが整い、血糖値の上昇も抑えられる
- つゆは全て飲まず、塩分摂取量をコントロールすることが大切である
- 食べる順番を工夫し、野菜→たんぱく質→うどんの順で食べると血糖値スパイクを防げる
- 朝や昼に食べる方が夜に食べるより脂肪として蓄積されにくい
- 工夫次第で朝うどんも健康的な食事になる
朝うどんは決して悪い食べ物ではありません。食べ方や組み合わせを工夫することで、美味しく健康的に楽しむことができます。ぜひこの記事で紹介した方法を実践して、理想的な朝食習慣を手に入れてください。
関連サイト:
厚生労働省 e-ヘルスネット

