あなたは「あたりめってついつい食べ過ぎてしまう…体に悪いのかな?」と気になったことはありませんか?この記事では、あたりめの食べ過ぎが体に与える影響と、1日の適量・健康的な食べ方がわかります。ぜひ最後まで読んでください。
Contents
1.あたりめの食べ過ぎが体に悪い理由

あたりめはおつまみやおやつとして人気の高い食品ですが、食べ過ぎると体にさまざまな悪影響をもたらすことがあります。
美味しいからこそ手が止まらなくなりがちなあたりめですが、どのような成分が過剰摂取につながる問題を引き起こすのか、具体的に見ていきましょう。
塩分の摂りすぎによる高血圧リスク
あたりめには非常に多くの塩分が含まれています。
市販のあたりめ(するめ)100gあたりの食塩相当量は約2.3gとされており、少量でも塩分の摂取量が積み重なりやすい食品です。
厚生労働省が定める食塩摂取の1日目標量は成人男性で7.5g未満、成人女性で6.5g未満とされています。
あたりめを1袋(30〜40g程度)食べるだけで約0.7〜0.9gの塩分を摂取することになり、他の食事と合わせると目標量をオーバーするリスクが高まります。
塩分の過剰摂取が習慣化すると、血圧が上昇しやすくなり、高血圧・動脈硬化・心疾患・脳卒中などのリスクが高まると言われています。
特に塩分感受性の高い方や、すでに高血圧の方は、あたりめの食べ過ぎには注意が必要です。
プリン体過多による痛風への影響
あたりめにはプリン体も比較的多く含まれており、100gあたり約187mgのプリン体が含まれているとされています。
プリン体は体内で分解されると尿酸になります。
尿酸が血液中に増えすぎると、関節に結晶として溜まり、激しい痛みを引き起こす痛風発作につながることがあります。
痛風のリスクを下げるためにプリン体の1日摂取量は400mg以下に抑えることが推奨されており、あたりめを多量に食べると、この基準を超えやすくなります。
すでに尿酸値が高めの方や、痛風の既往がある方は特に食べ過ぎに注意してください。
ビールなどプリン体を含むアルコールとの組み合わせは、さらにリスクを高めるため要注意です。
消化に時間がかかって胃腸に負担がかかる理由
あたりめは非常に硬く噛み応えのある食品であるため、消化に時間がかかるという特徴があります。
よく噛まずに飲み込んでしまうと、胃での消化に大きな負担がかかり、胃もたれや腹部膨満感を引き起こす原因になります。
また、タンパク質が豊富なあたりめは、消化酵素が十分に分泌されていないと腸内でうまく分解されず、腸内環境の悪化につながることもあります。
特に胃腸が弱い方や、空腹時に大量に食べた場合は注意が必要です。
夜遅い時間帯にあたりめを食べ過ぎると、翌朝まで胃に残ることもあるため、食べる時間帯にも気をつけましょう。
カロリー・タンパク質の過剰摂取が引き起こす問題
あたりめ100gあたりのカロリーは約334kcalと、意外と高カロリーな食品です。
タンパク質も100gあたり約69gと非常に豊富ですが、タンパク質の過剰摂取も体への負担となります。
タンパク質が過剰になると肝臓や腎臓での代謝処理が増加し、臓器に負担がかかることがあります。
特に腎臓の機能が低下している方にとっては、高タンパク質の食品を大量摂取することは医師から制限されることもあります。
カロリー面でも、おつまみのつもりで食べていても知らず知らずのうちにカロリーオーバーになりやすいため注意が必要です。
2.あたりめを食べ過ぎると現れる体のサイン

あたりめを食べ過ぎたとき、体はさまざまなサインを発することがあります。
こうしたサインを見逃さずに早めに気づくことが、健康を守るうえで大切です。
お腹が張る・胃もたれを感じるときの原因
あたりめを食べ過ぎた後にお腹が張る・胃もたれを感じることがある場合、それはあたりめが消化されにくい食品であることが主な原因です。
あたりめの主成分であるタンパク質は消化に時間がかかり、胃の中に長く留まります。
また、よく噛まずに食べると胃酸や消化酵素が十分に働かず、未消化のまま腸へ送られることで、腸内でガスが発生しお腹の張りを引き起こします。
こうした症状が続く場合は、食べる量を減らすとともに、一口ずつしっかりと噛んで食べることを意識してみましょう。
むくみや口の渇きが起きるメカニズム
あたりめを食べた後に口が渇く・顔や足がむくむと感じた経験がある方は多いのではないでしょうか。
これは塩分(ナトリウム)の過剰摂取が原因です。
体は血中のナトリウム濃度を一定に保とうとするため、水分を積極的に取り込もうとします。
その結果、口の渇きが増し、水分を多く摂ることで体内に余分な水分が溜まり、むくみが生じます。
むくみは見た目の問題だけでなく、血圧の上昇にもつながるため、あたりめを食べた後は塩分の少ない食事や十分な水分補給を心がけることが大切です。
尿酸値が上がりやすい人が注意すべき症状
尿酸値が高めの方やプリン体の代謝が低下している方は、あたりめの食べ過ぎによって足の親指の付け根・足首・膝などに突然の激痛が起きることがあります。
これが痛風発作のサインです。
痛風発作は突然起こることが多く、歩けないほどの激しい痛みを伴うことがあります。
また、尿酸値が高い状態が続くと腎臓に負担がかかり、腎機能の低下につながることもあります。
定期的に健康診断を受けて尿酸値をチェックし、高めの数値が出ている方はあたりめの摂取量に注意してください。
3.あたりめの1日の適量と健康的な食べ方

あたりめは適切な量を守って食べれば、栄養価の高いおやつ・おつまみになります。
正しい食べ方を知って、あたりめを健康的に楽しみましょう。
管理栄養士が推奨するあたりめの1日の目安量
あたりめの1日の適量は、20〜30g程度が目安とされています。
これはコンビニで販売されている小袋1袋分に相当します。
20〜30gであれば塩分は約0.5〜0.7g程度に収まり、プリン体の摂取量も約40〜60mg程度となるため、一般的な健康な成人であれば問題のない範囲です。
ただし、高血圧・腎臓病・痛風のある方はこれよりも少ない量に抑えるか、かかりつけ医に相談することをおすすめします。
「少しだけ」と思っていても、袋から直接食べると量の管理が難しくなるため、あらかじめ小皿に取り分けて食べることが過食防止に効果的です。
塩分を抑えながら楽しむための工夫
塩分が気になる方は、以下のような工夫をしてみましょう。
- 無塩・減塩タイプのあたりめを選ぶ
- 他の食事で塩分を控えるよう意識する
- あたりめを食べた日は汁物(みそ汁・スープ)を1杯控える
- カリウムを多く含む野菜や果物(バナナ・アボカド・ほうれん草)を一緒に摂る
カリウムはナトリウムを体外に排出する働きがあり、塩分の過剰摂取を緩和する効果が期待できます。
また、あたりめを食べる前に食事をある程度済ませておくと、空腹状態での食べ過ぎを防ぐことができます。
一緒に飲み物を飲むことで消化を助ける方法
あたりめを食べる際は、水やお茶などの水分を一緒に摂ることを強くおすすめします。
水分を一緒に摂ることで、あたりめが胃の中でふやけて柔らかくなり、消化酵素が作用しやすくなります。
アルコールと一緒に食べる場合は、お酒の合間に水(チェイサー)を飲む習慣をつけると、塩分過多・脱水・プリン体過剰摂取の3つのリスクを同時に軽減できます。
炭酸水も消化を助ける効果が期待でき、あたりめとの相性も良いためおすすめです。
おつまみとして食べるときの適切なタイミングと量
あたりめをお酒のおつまみとして楽しむ場合は、飲み始めの早い段階で食べることがポイントです。
空腹のままお酒を飲むとアルコールの吸収が早くなりますが、あたりめのようなタンパク質を早めに摂ることでアルコールの吸収が緩やかになります。
ただし、飲みながら長時間ダラダラと食べ続けると量が増えやすくなるため、1回の飲酒で食べる量は20〜30gを上限の目安とし、食べ終わったら手の届かない場所に置くなどの工夫をしましょう。
4.あたりめのカロリー・栄養成分と健康効果
あたりめは食べ過ぎに注意が必要な一方で、適量であれば優れた栄養効果を持つ食品です。
正しく理解して上手に活用しましょう。
あたりめに含まれるタンパク質・亜鉛・タウリンの効能
あたりめには体に嬉しい栄養素が豊富に含まれています。
- タンパク質:筋肉・皮膚・内臓・酵素などの材料となる必須栄養素。あたりめ100gに約69g含まれ、筋肉の維持・増強に役立ちます。
- 亜鉛:免疫機能の維持・味覚の正常化・傷の修復に関わるミネラル。あたりめ100gに約3.2mg含まれています。
- タウリン:肝臓の機能をサポートし、コレステロールの代謝を促進するアミノ酸の一種。疲労回復や視力維持にも関与すると言われています。
- ビタミンB12:神経機能の維持や赤血球の生成に欠かせないビタミン。貧血予防にも役立ちます。
これらの栄養素を少量でも効率よく摂れるのがあたりめの大きな魅力です。
ダイエット中にあたりめが向いている理由と注意点
あたりめは低糖質・高タンパク質という特徴から、ダイエット中のおやつとして注目されています。
糖質はほぼゼロに近く、タンパク質が豊富なため満足感を得やすい食品です。
よく噛む必要があるため、食べるのに時間がかかり早食い・食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます。
ただし、ダイエット中でも塩分・カロリーの過剰摂取には注意が必要で、1日20〜30gの適量を守ることが重要です。
また、むくみを引き起こす塩分が多いため、見た目の体重増加(水分による)に注意が必要です。
するめ・あたりめ・さきいかの栄養成分を比較
「するめ」「あたりめ」「さきいか」はどれもイカを原料とした加工食品ですが、製法や味付けが異なります。
| 種類 | 製法 | カロリー(100g) | タンパク質 | 塩分 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| するめ | 天日干し・無味 | 約334kcal | 約69g | 約2.3g | 最もシンプル・プリン体多め |
| あたりめ | 焙焼・無添加 | 約334kcal | 約69g | 約2.3g | するめとほぼ同じ・風味豊か |
| さきいか | 調味料・甘味料添加 | 約270kcal | 約46g | 約3.4g | 食べやすいが塩分・糖分多め |
健康面を重視するなら、添加物・調味料が少ないするめ・あたりめを選ぶのがおすすめです。
さきいかは食べやすい反面、塩分や糖分が高くなりやすいため、食べ過ぎには特に注意が必要です。
まとめ
- あたりめは塩分・プリン体・タンパク質が豊富で、食べ過ぎると高血圧・痛風・胃腸への負担などのリスクがある
- 食べ過ぎのサインとして、胃もたれ・むくみ・口の渇き・関節の痛みが現れることがある
- 1日の適量は20〜30g(小袋1袋分)が目安
- 食べるときは小皿に取り分け、量をコントロールすることが大切
- 水やお茶と一緒に摂ることで消化の負担を軽減できる
- カリウムを含む野菜・果物を合わせて摂ることで塩分の影響を緩和できる
- あたりめはタンパク質・タウリン・亜鉛・ビタミンB12など栄養価が高い食品でもある
- ダイエット中のおやつとして活用できるが、塩分・カロリーのコントロールは必要
- するめ・あたりめは添加物が少なく、さきいかより健康的な選択肢となる場合が多い
- 高血圧・腎臓病・痛風のある方は摂取量を抑え、かかりつけ医に相談することをおすすめする
あたりめは適量を守れば、タンパク質や栄養素を手軽に補える優れたおやつです。
「食べ過ぎてしまいがち」という方は、今日からぜひ1回分の量をあらかじめ決めてから食べる習慣をつけてみてください。
健康的にあたりめを楽しみながら、充実した食生活を送りましょう!

