突き指で病院に行く目安とは?受診すべき症状と応急処置を徹底解説

突き指で病院に行く目安とは?受診すべき症状と応急処置を徹底解説

あなたは「突き指をしたけど、病院に行くべきか迷う」と思ったことはありませんか?結論、突き指で痛みが強い場合や腫れがひどい場合は病院を受診すべきです。この記事を読むことで突き指の正しい対処法や病院に行く目安がわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。

1.突き指で病院に行くべき症状と判断基準

1.突き指で病院に行くべき症状と判断基準

突き指は軽く見られがちですが、実は骨折や脱臼、靭帯断裂といった深刻なケガが隠れているケースが少なくありません。

自己判断で放置してしまうと、症状が悪化したり後遺症が残ったりする可能性があります。

適切なタイミングで病院を受診することが、早期回復への第一歩となります。

病院受診が必要な7つのサイン

突き指で病院を受診すべき症状として、以下の7つのサインが挙げられます。

これらの症状が一つでも当てはまる場合は、整形外科を受診することをおすすめします。

  • 痛みが非常に強く、指を動かせない
  • 指が不自然な方向に曲がっている、または変形している
  • 腫れがどんどんひどくなっている
  • 指がしびれていたり、冷たく感じる
  • ケガをしたときに「ポキッ」という音がした
  • 安静にしていても痛みが数時間以上続く
  • 日常生活に支障がある

強い痛みで指が動かせないケース

我慢できないほどの強い痛みがあり、指を動かそうとすると激痛が走る場合は要注意です。

このような症状は、骨折や靭帯の断裂といった重大なケガを負っている可能性が高いと考えられます。

痛みの程度は個人差がありますが、通常の突き指であれば時間とともに痛みは和らいでいきます。

しかし数時間経っても痛みが引かない、むしろ強くなっているという場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。

指の変形や不自然な曲がり方が見られる場合

指がいつもと違う形になっている状態は、骨折や脱臼を強く疑うサインです。

指が通常では曲がらない方向に曲がっていたり、関節部分が明らかに変形していたりする場合は、骨や関節に深刻な損傷が起きている可能性があります。

このような状態を放置すると、骨が正しい位置で固まらず、指の機能に永続的な障害が残る恐れがあります。

変形が見られる場合は、自分で無理に戻そうとせず、そのままの状態で早急に整形外科を受診してください。

腫れがひどくなっていく症状について

受傷後、時間が経つにつれて腫れが強くなったり急速に広がってくる場合は、指の内部で大きく出血している可能性があります。

通常の軽い突き指であれば、適切な応急処置を行うことで腫れは徐々に落ち着いていきます。

しかし腫れが引かないどころか悪化している場合は、靭帯損傷や骨折などの深刻なケガが疑われます。

特に関節を動かしにくいと感じる場合や、指全体が紫色に変色している場合は、早めの受診が必要です。

受傷時に「ポキッ」という音がした場合の対応

突き指をした瞬間に「ポキッ」「バキッ」といった異常な音が聞こえた場合は、骨が折れた音や靭帯が切れた音である可能性があります。

このような音は、組織に大きな損傷が生じた証拠であり、見た目に大きな変化がなくても内部では深刻な状態になっていることが考えられます。

音がした場合は、痛みや腫れの程度に関わらず、必ず病院で精密検査を受けるようにしましょう。

レントゲン検査やエコー検査によって、骨や靭帯の状態を正確に診断してもらうことが重要です。

2.突き指と骨折・靭帯損傷の見分け方

2.突き指と骨折・靭帯損傷の見分け方

突き指と一口に言っても、その中身は様々です。

軽い打撲程度のものから、骨折や靭帯断裂といった重症のものまで含まれます。

ここでは、突き指に隠れた深刻なケガについて詳しく解説します。

突き指に隠れた深刻なケガとは

突き指という言葉は医学用語ではなく、指先に外力が加わって生じるケガの総称です。

そのため、突き指の中には打撲や捻挫といった軽症のものから、骨折・脱臼・腱の断裂・靭帯損傷といった重症のものまで幅広く含まれます。

見た目だけでは判断が難しいため、痛みや腫れが強い場合は、必ず医療機関でレントゲン検査などの精密検査を受けることが大切です。

特にスポーツ中の突き指や、高い位置から転落して手をついた場合などは、重症化しているケースが多く見られます。

マレットフィンガー(槌指)の特徴と症状

マレットフィンガーとは、指の第一関節が曲がったまま伸ばせなくなる状態のことです。

これは指を伸ばす腱が切れたり、腱が付着している骨が骨折したりすることで生じます。

見た目が金槌(かなづち)に似ていることから、槌指(つちゆび)とも呼ばれています。

マレットフィンガーを放置すると、指が変形したまま固まってしまい、日常生活に支障をきたすことになります。

早期に適切な治療を受ければ回復が見込めますが、治療が遅れると手術が必要になるケースもあります。

靭帯断裂と骨折の違いを理解する

靭帯断裂は、関節を支える靭帯が部分的または完全に切れた状態を指します。

関節が不安定になり、指を動かすと異常な動きをすることがあります。

一方、骨折は骨が部分的または完全に折れた状態です。

骨折には完全に折れているものから、ヒビが入っている程度のものまで様々なレベルがあります。

どちらも痛みや腫れといった症状は似ていますが、骨折の場合は患部を押すと激しい痛みがあり、骨折部位に限局した圧痛が特徴です。

靭帯断裂の場合は関節の動きが不安定になるため、関節にストレスをかける検査を行うことで診断されます。

エコー検査やレントゲン検査でわかること

レントゲン検査では、骨折や脱臼の有無を確認することができます。

骨の位置関係や骨折の程度、骨片の有無などが明確に画像として確認できるため、突き指の診断には欠かせない検査です。

エコー検査は、靭帯や腱といった軟部組織の損傷を評価するのに優れています。

レントゲンでは映らない靭帯断裂や腱の損傷も、エコー検査によって確認することが可能です。

これらの検査を組み合わせることで、突き指の正確な状態を把握し、適切な治療方針を立てることができます。

3.突き指をした直後の正しい応急処置法

3.突き指をした直後の正しい応急処置法

突き指をした直後の対応が、その後の回復に大きく影響します。

適切な応急処置を行うことで、痛みや腫れを最小限に抑え、早期回復につなげることができます。

ここでは、突き指の応急処置として効果的なRICE処置について詳しく解説します。

RICE処置の基本的な手順

RICE処置とは、Rest(安静)、Ice(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)の4つの頭文字を取った応急処置法です。

この処置は突き指だけでなく、捻挫や打撲、肉離れなど、急性のケガ全般に有効な方法として知られています。

受傷後48~72時間以内の急性期に適切にRICE処置を行うことで、ケガによる炎症や内出血を抑え、回復を早めることができます。

それぞれの要素について、具体的な方法を次の項目から詳しく見ていきましょう。

患部を安静に保つ方法と注意点

Rest(安静)は、RICE処置の最も基本となる要素です。

突き指をした直後は、無理に指を動かさず、患部をできるだけ動かさないようにします。

炎症が起きている部位を動かすと、損傷が広がったり、痛みや腫れが悪化したりする可能性があります。

スポーツ中に突き指した場合は、その場でプレーを中断し、指に負担がかからないよう注意しましょう。

日常生活でも、突き指した指を使う作業は控え、できるだけ安静を保つことが重要です。

効果的な冷却のやり方と時間

Ice(冷却)は、炎症や腫れを抑えるために非常に重要な処置です。

氷のうやビニール袋に氷水を入れたものを患部に当て、15~20分間冷却します。

感覚がなくなったら一度外し、また痛みや熱感が出てきたら再度冷やすというサイクルを繰り返します。

氷がない場合は、冷たい水や流水でもある程度の効果があります。

ただし、直接氷を肌に当てると凍傷のリスクがあるため、必ずタオルなどで包むか、袋に入れて使用しましょう。

冷却は受傷後48~72時間程度続けることが推奨されています。

圧迫と挙上で腫れを抑えるコツ

Compression(圧迫)は、患部を包帯やテーピングで適度に圧迫することで、内出血や腫れを抑える方法です。

ただし、強く巻きすぎると血流が悪くなり、指の色が変わったりしびれたりすることがあるため、適度な強さを保つことが大切です。

Elevation(挙上)は、患部を心臓よりも高い位置に保つことです。

心臓より低い位置に患部があると、血液が集まって腫れが悪化してしまいます。

椅子に座ってテーブルの上に腕を置く、クッションや枕を使って腕を高くするなどの工夫をしましょう。

就寝時も腕を高い位置に保つことで、翌朝の腫れを軽減することができます。

テーピングや添え木を使った固定方法

適切な固定は、損傷した靭帯や腱の修復を助け、痛みを軽減する効果があります。

添え木がある場合は、指が動かないように軽く曲げた状態で固定します。

添え木がない場合は、割り箸や厚紙、ペンなどを代用することも可能です。

最も簡単な固定方法は、隣の健康な指と一緒にテーピングで固定する「バディテーピング」です。

突き指した指と隣の指を第二関節の位置で一周巻き、その上に少し重ねてもう一周巻くことで、指の動きを制限できます。

ただし、巻きすぎると血行障害を起こす可能性があるため、指の色が変わらない程度の強さで巻くようにしましょう。

4.突き指でやってはいけない間違った対処法

4.突き指でやってはいけない間違った対処法

突き指をした際に、間違った対処法を行ってしまうと、症状を悪化させてしまう可能性があります。

昔から言い伝えられている民間療法の中には、医学的に正しくないものも含まれています。

ここでは、突き指でやってはいけない対処法について詳しく解説します。

指を引っ張る行為が危険な理由

「突き指をしたら指を引っ張ると治る」という民間療法は、医学的に誤りです。

指を引っ張る行為は、損傷した靭帯や腱、関節包をさらに傷つけてしまう可能性があります。

特に骨折や靭帯断裂が起きている場合、引っ張ることで損傷範囲が広がり、回復が大幅に遅れることになります。

変形が見られる場合も、自分で引っ張って元に戻そうとするのは絶対に避けてください。

整形外科では、レントゲン検査などで状態を確認したうえで、必要に応じて医師が適切な整復操作を行います。

素人判断で指を引っ張ることは、取り返しのつかない後遺症を残すリスクがあるため、決して行わないでください。

無理に動かすことで悪化するリスク

突き指をした直後に、痛みをこらえて無理に指を動かし続けると、炎症が悪化します。

特にスポーツ中に突き指した場合、「この程度なら大丈夫」と考えてプレーを続けてしまう方がいますが、これは非常に危険です。

患部を動かすことで血流が増加し、内出血や腫れが広がってしまいます。

また、損傷した組織がさらに傷つくことで、治療期間が長引いたり、後遺症が残ったりするリスクが高まります。

突き指をした際は、たとえ軽症に思えても、最低でも応急処置が終わるまでは患部を動かさないようにしましょう。

温めてはいけない理由と冷却の重要性

突き指をした直後に患部を温める行為は、炎症を悪化させる原因となります。

温めると血管が拡張して血流が増加するため、内出血や腫れが広がってしまいます。

入浴や飲酒、温湿布の使用は、受傷後48~72時間は避けるべきです。

この期間は患部を冷やすことが最も重要で、冷却によって血管を収縮させ、炎症反応を抑えることができます。

ただし、炎症が落ち着いた回復期には、温めることで血行を促進し、組織の修復を助ける効果があります。

温めるタイミングは、医師や専門家の指示に従うことが大切です。

放置することで生じる後遺症

突き指を「たいしたことない」と軽視して放置すると、様々な後遺症が残る可能性があります。

靭帯損傷や骨折を放置すると、指が正しく治癒せず、変形が残ることがあります。

変形した関節は可動域が制限され、指の曲げ伸ばしが十分にできなくなることがあります。

また、関節の不安定性が残ると、慢性的な痛みや腫れに悩まされることになります。

さらに、適切な治療を受けなかった結果、将来的に関節炎を発症するリスクも高まります。

早期に適切な診断と治療を受けることで、これらの後遺症を防ぐことができます。

突き指をした際は、症状が軽く見えても、少なくとも休日明けには整形外科を受診することをおすすめします。

まとめ

この記事で解説した突き指で病院に行く目安と正しい対処法について、重要なポイントをまとめます。

  • 強い痛みや腫れ、指の変形、受傷時の異音がある場合は速やかに整形外科を受診すべき
  • 突き指には骨折や靭帯断裂といった深刻なケガが隠れている可能性がある
  • マレットフィンガーは指が伸ばせなくなる症状で、早期治療が重要
  • 応急処置はRICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上)が基本
  • 受傷後48~72時間は患部を冷却し、心臓より高い位置に保つことが大切
  • 指を引っ張る、無理に動かす、温めるといった行為は症状を悪化させる
  • 放置すると指の変形や可動域制限、慢性的な痛みといった後遺症が残るリスクがある
  • 軽症の突き指は1~2週間、重症の場合は1~2ヶ月以上の治療期間が必要
  • 隣の指と一緒にテーピングで固定する方法は簡単で効果的
  • 症状が軽く見えても、少なくとも翌日以降も痛みが続く場合は受診を検討すべき

突き指は身近なケガですが、適切な判断と対処が早期回復の鍵となります。

自己判断で放置せず、少しでも不安がある場合は整形外科を受診しましょう。

正しい知識を持って対応することで、あなたの大切な指の機能を守ることができますよ。

関連サイト
一般社団法人 日本整形外傷学会

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